昨日に続いて古き良き時代の懐かしいパチンコ話ということで『フィーバーパワフル』の話をします。平成4年頃の台です。
私がよく行っていた小さな店である日、張り紙が出ていました。
「7/7は七夕特別大サービス! 初当たりでチャッカーに7のシールが貼ってあったらドル箱1箱プレゼント!」
つまりうまくいけば初当たりは1箱サービスで2箱になるという。これは美味しい!
ただ問題はどの台に7のシールが貼られているのか?
七夕と言えば7月7日です。しかも当たりは「7のシール」だという。
その時に店のあった台で7が当たりとなる可能性が一番高いのはフィーバーパワフル。
んでフィーバーパワフルの列を見てみたら、なんと70番台! その中で一番端っこにあるのが77番。
店長の性格を考慮すると、これは絶対に77番台にはシールが貼られている! と確信しました。
七夕の当日、朝一で飛んで行き無事に77番台を確保。
実を言うとフィーバーパワフルという台は私と相性が悪いのか勝った試しがないのです。
9つのマスのどこかに7が3つ並ぶか9つのマス全てにスイカ、メロン、レモン等のフルーツが出るオールフルーツが当たりでリーチも多く当たりやすい感じがしますし、それにいわゆる「保留玉連チャン機」でフィーバー中に入った保留玉4つは高確率(実際には1/8)で当たりになるという当たりやすく面白い台のはずなのですが何故か私がやると、いつも単発当たりで保留玉は当たらず結局「全部飲まれて終わり」というのがオチでした。
とはいえ今日だけはこの台です。絶対にチャッカーに7のシールがあるはず。
打ち始めたら良く回ります。
しかし中々当たりません。
500円玉を次々に入れていき9枚目、つまり4500円使った所でダブルリーチがかかり最初のは外れましたが最後の真ん中にどーんと7が止まってくれました!で、やはりチャッカーには7のシールが!
「はい、おめでとうさん」と言って店長がドル箱を1箱持ってきてくれました。
ついでに「今日、最初からこの台、狙ってただろ?」と問われ「えーっと、まぁそうかも」
一方、パワフルは順調に当たりをこなし、いよいよ保留玉です。
ところが1回目、2回目、3回目ともリーチすらかかりません。こんなのって有り?
後ろで見ていた店長に苦笑いされる始末。おのれ店長、まだ一回残ってるぞ。頼む77番!
と心の中で祈っているとオールフルーツのリーチが来ました!
隣のおじさんも「さすがにこりゃ当たるんじゃねの?」と応援してくれます。
パワフルをやっていて一番へこむのはオールフルーツのリーチで真ん中の絵柄がメロンを超えてしまい7で止まる事。みっともないったらありゃしません。
しかしリンゴを超えレモンを超えバナナを超えメロンに差し掛かかると「やっぱりダメか!」と思ったら、なんとメロンでストップ!
久しぶりのパワフルの保留玉連チャンでした。
これでドル箱3箱になりました。次の保留球は当たらず、で私は躊躇せず玉を交換して両替し店に戻ってきました。
一応、末尾が7番の台を回ってみるともう全てボーナスの札付き。
つまり他のお客さんも7の台を狙っていた訳でもう全部、売り切れ。
まぁどのみちパワフルを続けていたらきっと3箱全て飲まれたに違いないので「正解は正解だ」という事にして、その頃、ハマッていた「寿司屋の大将」の61番台で打ち始めました。
61番は適度に当たり適度に飲まれるという穏やかな台で時々、大爆発を起こすという私の定番台でした。で寿司屋の大将とパワフルの列は背中合わせ。
77番はさっき私の隣にいたおじさんが打っています。
一方、今日の61番は回りはいつも通りだけど何故か当たりません。
まだ、この頃は回転数や当たり回数の表示は無く一体、どうなっていたのか全然分かりません。
ただ「あがりちゃん」の表示になっていたので誰かが打っていたのは確実(朝一は源さんだから)。しかし当たらない。「いけすリーチ」や「ハンマーリーチ」といった高確率のスーパーリーチまでハズレ。
もしかしてパワフルに浮気したからご機嫌斜め?
プラス13500円でスタートしたけど既に8000円はまってます。
ここらで当たらないとヤバイなぁと思っていたら「へい! らっしゃい!」と源さんにキャラチェンジ!
けど源さんのスーパーリーチは信頼度が低い。
これも出前リーチに発展するも「すまねー」だと。更に5000円追加したところで「あがりちゃん」にキャラチェンジ!
もう、これで当たらないとマイナスです。頼む! と、ハンマーリーチになりやっと当たり。
「いやー助かったぁ」と思ってみたら何とチャッカーに7のシールが!
「はい、おめでとうさん」と言って店長がドル箱を1箱持ってきてくれました。
「あれ? 末尾が7の台だけなんじゃないの?」
「そんな事、俺言ってないよ。まぁ7関係に入れたのは本当だけどね」
あ、そっか。61番は6と1を足すと7、そういう事か。
「でもさぁ、77番を続けてたほうがよかったんじゃない? ほら」
と言うので77番をみたら何と5箱積み。
「七夕なら77だろ? 思いっきり開けといたからね」
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